Iの悲劇 について

米澤穂信だし、評価高いし、でも期待外れだったら

どうしようと思いながら読んだけど、

どんどんどんどん面白くなって、

人がばたばたと死んでいくようなミステリーではないけど、

地方都市に暮らしたことがない私でも

その悲喜こもごもを感じられるような、

タダのミステリーではなく、色々な問題提起がされた

良作だった。

私が大好きなドラマ、リーガルハイの中でもさらに好きな話

「絹見」を彷彿とさせるような。

(棄民と絹見は掛詞だったのか?)

間違いなく、今年のベスト小説であった、今のところ。

働くことについて

格好よく働きたいんでしょ?と言われたことがあった気がする。

たしかにそうかも。

新卒で入った証券会社を2年でやめてから、

ほぼ社会人教育の会社で勤めてきたけど、

社会的意義があるから、人のためになるからというのは

たてまえで、なんとなく「かっこいい」というのは

頭にあったかも。

我ながら底の浅さにうんざりとしてしまうけど、まあしょうがない。

結局、いま全く関係ないとは言えないものの、

業界から程遠い企業で働いている。

結婚して働くことの意味を考え直したっていうのもあるけど。

今の仕事は休みも割と取りやすいし、家族にあわせて働けるから

いろいろあれど、そこそこ気に入っているが

(長く続けられるかは別として)

それでも、ちょっともったいなかったかなと思うのは、

道端でpc広げて仕事したり、休みの日に会社出てまで

プレゼンの練習したりした日々が少しだけ一生懸命に仕事していた

自分を懐かしく思い出した時など。

会社員人生があと何年続くかはわからないけど、

ずっと働くことについて考えながら過ごしていくんだろうな。

 

伊岡瞬さんの小説について

以前、代償を読んでいたのだけど、あまり印象になく。たまたま目に入って悪寒、痣と二冊続けて読了。警察官や刑事が主人公の話はあまり得意ではなく、薬丸岳横山秀夫くらいしか読んでなかったけど、面白く一気読みした。

 

君たちは今が世界について

目新しさはない正直。

でもきつかった。痛かった。

自分の小学生時代を

つい最近のことのように思い出した。

いじめが横行してて、

たしかに女王がいた。教室には。

取り巻きとその他大勢。

そこからはみ出し

目立った子はいじめられる。

新感染について

予告編を観たときから面白そうと思ったけど、

ゾンビかぁ、、と観るのを躊躇していた映画。

Amazonで観れるということになり、

R指定もついていないから、そこまでグロでは

ないことを期待して観た。

結果、面白かったー!!最後はちょっと感動

までしてしまった。邦題はちょっとアレだけ

ど、主人公カッコいいし、子役は可愛すぎず、

演技上手いし、仲間もいい味だし、嫌な奴は

とことん嫌な奴で、ほんとにほんとにおもし

ろかった。

何より、この映画のゾンビ、めっちゃ動き早!

人によって感染スピードが異なるのは何故?

噛まれ方なの?個体差なの?と思ったけど、

また一興。

今更だけど大変におススメな映画🎬🎞でし

た。